人気パティシエ、鎧塚さんとコラボ商品開発へ

2012-02-04 07:00 am by 須坂新聞

お知らせ icon 須坂フルーツスイーツコンテスト審査員を務め、須坂でもおなじみの人気パティシエ、鎧塚(よろいづか)俊彦さん(46)が先月26日、須坂市を訪れた。4月26日オープン予定の「渋谷ヒカリエ」(東急電鉄グループの複合施設、地上34階地下4階)に出店するスイーツ店舗で販売する「地方と第一次産業の活性化」を目指す「コラボ商品(合作)」の開発のため。女性グループ「そのさと加工組合」(西沢えみ子代表、豊丘上町)の菓子部会や、障害福祉サービス事業所「須坂技術学園」(育護会運営、村田和彦施設長、下八町)のクッキー工房(長野市三才)との間で、信州や須坂自慢の素材を使った新商品を鎧塚さんの指導の下で誕生させ、渋谷発の効果を長野県に還元する計画だ。

 鎧塚さんはこの日、そのさと加工組合の会員に会い、会員が作った試作品を試食した。「物語性のあるものを探している」と話しかけ、焼き菓子の温度設定など助言した。
 「完成度が高い」と評価されたパウンドケーキなど数種類を、今後さらに試作を重ねることで同団体とのコラボ商品化にゴーサインが出たようだった。
 調理師免許を持ち、欧州パリの製菓学校へ短期留学して勉強した会員の村石后恵(みえ)さん(32、村石町)は同団体活動歴約2年。「鎧塚さんの話は大変勉強になった。さらに試作して提案したい」と取材に応えた。
 鎧塚さんは「地方で頑張っているグループと組んで地元のいい物や人を東京で紹介し、フィードバックしてまちおこしにも協力したい」と取材に語った。
 その後、須坂技術学園のクッキー工房を視察した。工房は平成21年10月の設置から3年目を迎える。草間美江(よしえ)主任職業指導員は「プロの手が入った製品を作って売ることは利用者の励みになる」と話す。
 試作品は「完成度が高い」と評価された、みそ、そばクッキーなど数種類で取り組む。

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