県ふるさとの森林づくり賞表彰〜坂田山愛する会の40年に

2012-01-29 07:00 am by 須坂新聞

まちづくり icon NPO法人坂田山共生の森を愛する会(卯之原卯吉理事長)は先ごろ、「県ふるさとの森林づくり賞」(県など主催)の「森林づくり推進の部」で「県林業改良普及協会長賞」を受賞した。
 同会は、森林空間総合整備事業で整備された「坂田山共生の森」の維持管理と利用促進を目的に平成19年4月に「坂田山自然遊歩道をつくる会」と「さくらを育てる会」が併合して設立された。
 遊歩道や林道の草刈りなど維持管理、オオムラサキ(チョウ)の保護や新春歩こう会、秋の坂田山尾根縦走登山など行っている。
 会員は坂田町や南原町、穀町、上町を中心に市内に約80人。来訪者が身近な里山に親しめるよう「自然観察マップ」を作り、毎年市と共催で小学生森林体験教室も開いている。
 前身は、坂田町昭和会(昭和生まれの会)が南原・穀町区民に呼びかけて有志で遊歩道整備を行った昭和47年3月に始まる。48年には坂田山自然遊歩道をつくる会となり、木製のアスレチック施設を設置。須坂ライオンズクラブや須坂市から桜やモミジの苗木の寄贈・支給を受けて道沿いに植栽。昭和61年にはさくらを育てる会が活動を開始。平成21年には日本さくらの会の「さくら功労者」を受賞している。
 卯之原理事長は表彰式後の取材に「会として大変名誉なことで感激している。大勢の気持ちをそろえて昭和47年から40年間、1年も休まずに草を刈り、手を入れ、歩こう会を行ってきて感慨深い。近く発行する会報を通じて会員に知らせたい。古里の山、母なる山に親しみを持っている」と話す。

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