須坂の花火大会の行方は?

2011-04-29 07:00 am by 須坂新聞

お知らせ icon 須坂市内の各種団体や行政などでつくる花火大会実行委員会は26日、須坂商工会議所で会合を開き、大震災の発生を受けて、今年7月22日に予定していた第24回須坂みんなの花火大会の開催について協議、同日に規模を縮小し、内容も変更して開くことを決めた。
 3月下旬に開いた会合では「市内の企業も震災の影響を受け、被災地への義援金を拠出している。花火どころではない状況で協賛金は集まりにくく、従来通りの規模でやることは難しい」として、実行委員でつくる幹事会に善後策をゆだねた。
 その幹事会が▽テーマとして「がんばろうニッポン!須坂から復興へのエールを送る」を前面に掲げる▽打ち上げ場所を従来の百々川緑地から変更、多くの人が見えるように臥竜山中腹を予定し、有料駐車場や観客席などは設けない▽原則巡回や街頭での募金は行わず、振込用紙付きチラシを市内全世帯に配布して、賛同してもらえる人に振り込んでもらう―などの案を提案。
 出席者からは「過剰な自粛はやめ、元気を発信していきたい」や「花火の伝統を絶やすことなく、来年につないでいくためにも開催すべき」などの意見が相次ぎ、集まった協賛金や寄付金の規模の中で開催することを、満場一致で確認した。

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