須高企業のGW休暇は?〜製造業などに震災の影響も

2011-04-24 07:00 am by 須坂新聞

工業・商業 icon 東日本大震災が日本経済に大きな打撃を与えている。須高でも製造業を中心に材料の調達難や取り引き先の操業停止などで稼働率に大きな影響を受けた。GW(ゴールデンウイーク)休暇の取り方は例年並みのところが多い。6、7連休にする企業も「暦の関係、年間計画で。受注減で増えたわけではない」「震災は休日の増減に直接影響はないが、今後は材料の確保などが心配される」などとしている。
 アスザックグループ(高山村駒場)は29日〜5月1日と5月3日〜5日が休みで例年並み。フーズ部門が好調、セラミック事業を中心に回復。
 オリオン機械(須坂市幸高町)は29日と5月2日〜5日が休み。例年と同じ、カレンダー通り。今後は材料の仕入れが心配される。
 鈴木(須坂市旭ケ丘工業団地)は相手先企業が遅れを取り戻すための休日返上などが予想され、業種別、客先別に対応。
 広田製作所(須坂市上町)は4月29日〜5月5日の7連休。震災の関係で多忙だが、休みは例年並み。
 テクノエクセル(須坂市南横町)は4月29日〜5月5日の7連休で例年並み。材料の調達が困難、得意先が被災し稼働率は抑え気味。
 サンジュニア(須坂市南横町)は4月29日と5月3日〜5日のカレンダー通り。震災の影響もあり、環境配慮の太陽光・太陽熱エネルギーへの関心は高まり、受注は伸びている。ただ、アルミやサッシ、ゴムなど材料の入手は困難。材料も被災地が優先される。 
 前田鉄工所(須坂市豊丘上町)は4月29日〜5月5日の7連休。震災の関係で産業機器など部門によって受注が増加してきたが休みは例年並み。
 明治産業(須坂市高梨町)は29日に出勤、30日〜5月5日の6連休。3月は包装紙や原材料の不足で稼働率が下がる。4月以降は原材料の入手が回復してきた。

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