2010-01-24 07:00 am by 須坂新聞
須高地区在宅医療福祉推進協議会(事務局・須坂市)は、夜間や休日などで主治医が不在の時に訪問看護を利用する在宅療養者の急変に訪問看護師が対応する新たな体制として登録医師の輪番制による在宅医療緊急時対応を整備した。先ごろ、須坂・高山地区で運用を開始した。今月20日現在、対応実績はないが、20日開いた須高地区訪問看護連絡会の席上、訪問看護師が年末年始に安心感が増したと報告した。
須高地区の登録医21人(19診療所)による「在宅医療緊急時対応の輪番制」は、須高医師会が昨年12月の理事会で決定して運用が始まった。これで若穂、小布施を含め須高地区全体に広がった。
在宅療養者の急変に際し、主治医が不在の場合、訪問看護師は一般には公表しない輪番表で登録医師に順番に電話をかけ、対応が可能な医師の指示を受ける。対応した医師は順位が最後尾に回り、他の医師は一番ずつ繰り上がる。順位が上でも待機や拘束されない。
須高地区の訪問看護ステーション4カ所と須坂病院訪問看護が受け持つ在宅療養者は約240人。この年末年始は外出予定の主治医があらかじめ診療情報提供書を訪問看護師に渡し、急変に備えたという。「緊急対応はなく、不安もなく過ごせた。地域に支えられ、家族も安心」(訪問看護師)と報告した。
同協議会はこれまでに診療所医師が参加する退院支援カンファレンスを須坂病院で開始した。須高共通の「お薬手帳」も発行した。
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