須坂ニュース

2010-01-17 07:00 am by 須坂新聞

　農林水産省は昨年、全国に約21万カ所あるため池の中から「ため池百選」の候補となる600カ所以上の応募を全国から受け付け、先ごろ、一般投票の対象となる287カ所を一次選定した。一般投票は今月8日〜来月8日で、インターネットやはがきで募集している。県内は26カ所が対象に。須坂市の名勝臥竜公園内の「竜ケ池」も含まれ、市は広く投票を呼びかけている。
　農地を潤す水源や地域活性化の核として保全・活用機運の醸成など理解を深める狙い。
　臥竜公園は大正15年に日本初の林学博士、本多静六東京帝国大学農科大学教授が設計し、昭和6年の築造。総貯水量63,000㎥。受益水田面積35ha。かんがいだけでなく、公園の景観形成に重要な役割を担う。年間来園者約60万人。来年開池80周年。さくら名所100選や日本の名松100選にも選ばれ、今回選定されると、さらに知名度が上がり、観光などによる地域活性化が期待できるとする。投票は同省ホームページなどで。公表は3月の予定。

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