2006-12-30 07:00 am by 須坂新聞
昨年から臥竜山の松くい虫被害を調査している須坂園芸高校造園クラブは16日、臥竜公園管理事務所の坂田博所長にことしの調査結果を報告した。アカマツ2本のほか、コナラ約20本が集団で枯れているのが見つかり、現地で被害状況を説明した。同クラブでは被害の拡大を防ぐため、市民に呼びかけて無料で松枯れ調査を行う。
ともに同山西側で被害を受けているのが分かった。松枯れは昨年1本だったが、ことしは2本、コナラ枯れは初めて。
松枯れはマツノザイセンチュウが寄生することで発生し、葉が枯れたり、ヒトクチタケが生えたりするなどの症状が出る。マツノマダラカミキリがセンチュウを運ぶことによって被害が広がる。
同クラブでは対策として夏に、カミキリの幼虫を食べるアカゲラ(キツツキ)の巣箱を設置するなどしたが、地域全体での防除が必要という。クラブ長の福沢篤史君は「自宅や周辺の松に被害が見られたら連絡ください」と呼びかけている。
被害状況を聞いた坂田所長は「時期に合わせて消毒などを行いたい。市民にも実態を知ってもらい、共に緑を守っていきたい」と話した。
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