2006-02-24 07:00 am by 須坂新聞
須高地区の教員でつくる須高IT研究会(会長=平林博常盤中校長・会員約15人)は現在、須坂市内の小中学校の校内LAN(構内情報通信網)整備をボランティアのネットデイ形式で進めている。すべての教室でコンピューター利用を可能にする国のe-japan計画を受け、「できることから始めよう」と自主活動に発展した。
ネットデイとはアメリカで始まった市民運動。「子どもたちにインターネット環境を」を合言葉に住民や企業の力で学校内のネットワーク環境を整えるイベント。この方式だと財政状況に左右されることなく敷設工事がボランティアの手で効率良く進められ、情報教育に携わる教員の知識もより向上するなどメリットは大きい。
一昨年、常盤中がネットデイ方式で整備したのを機に、昨年3月から研修を兼ねて順次、市内各校で実施中。ことし2月までに上高井郡市19校のうち6校で完了した。電源工事などは専門業者に依頼するが、その先のケーブル敷設やモールカバーの取り付け、端末の処理などは、同研究会を中心に保護者や学校職員が協力して行う。
回を重ねるごとに作業能率は格段にアップ。今後、各校では学級単位や生徒会のホームページなど、イントラネットを活用した情報化教育が進みそうだ。こうした実戦研修は県下でもまれという。小布施町、高山村の小中学校は整備済み。
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