ぬり絵でリハビリ効果

2005-06-24 04:30 pm by 須坂新聞

趣味・生活 icon 須坂市八幡町の牧光子さん(57)は30日まで、仁礼コミュニティーセンターでぬり絵の作品展を開いている。パーキンソン病と診断されて約10年。ベッドでの生活を余儀なくされているが、昨年秋から毎日1〜2時間ずつ色えんぴつを握り、仕上げた作品約80点を展示している。
 以前、ある店で見かけたぬり絵に興味を持ち、自分でもやってみたい―と思い立ったのがきっかけ。夫・袈裟雄さんの介護をはじめ、昨年から訪問リハビリ、訪問看護、通所リハビリなどを受けて手足の力も徐々に回復。病と闘いながら、決して容易ではないぬり絵を楽しんでいる。ぬり絵は手指の細やかな機能回復や精神的な安定効果もあるとされ、病院等でも作業療法として取り入れられている。
「ぬり絵をしている時が一番幸せ。こうして作品展ができたのも支えてくださる皆さんのお陰。本当に感謝しています」と光子さん。袈裟雄さんも「瞳をきらきらさせている妻を見ていると嬉しい」と笑顔を見せた。


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