レトロ感あふれる「染めの着物展」

2005-04-27 07:00 am by 須坂新聞

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 須坂市東横町の須坂クラシック美術館で六月十五日まで「染めの着物展」が開かれている。岡信孝コレクションの中からレトロ感あふれる大正時代の華やかな着物二十二点を展示。また現在活躍中の信州手描友禅作家の作品も紹介、異なる時代の感性と染技術の繊細さを同時に堪能できる。
 着物の柄の出し方には紬・絣・銘仙のように先染した糸を織るものと、生地に手描き・絞り・型染めなどの技法を用いて染めるものがある。大正時代は外国の影響を受けてファッションも華やかになり、染めの分野でもさまざまな技法を凝らした着物が作られた。
 展示されている友禅とぼかし染めを組み合わせた草花文様着物、手描友禅の牡丹唐草文様着物などは、どれも色使いや模様が艶やかで、大正モダニズムの自由活発な気風を象徴している。
 また関連イベントとして、五月二十九日、同館で染色体験教室を開く。信州手描友禅作家の林部貢一さん(長野市)と木村不二雄さん(牟礼村)の指導でハンカチ二枚を作る。参加料千円。定員二十人。申し込み・問い合わせは同館察246―0087。

須坂クラシック美術館
http://www.city.suzaka.nagano.jp/bunka/classic.htm

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