消費税10%に引き上げ〜消費者も事業者も対応に追われる

2019-10-05 07:00 am by 須坂新聞

お知らせ icon 消費税率が10月1日、8%から10%に引き上げられた。9月最終盤、各店舗などは駆け込みで商品を購入する人たちが詰めかけていた。その一方、軽減税率が適用される飲食料品は通常通りに推移していたようだ。本紙では「10月1日」をめぐる須高の動きを取材した。
 須坂市内のガソリンスタンドには9月下旬から給油する人が増え、取材した30日はスタンド内に車が列を並べていた。給油した須坂市高橋町の40代女性は「ガソリンも高くなるので、大事に使おうと思う」と話していた。同店では「通常より2割ほど利用客が多いように思うが、8%に上がった時より落ち着いている」と話す。
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 市内の小売店では9月中旬から買い物客が増え、トイレットペーパーや洗剤、歯ブラシなどの日用品がよく売られていた。買い物に訪れた市内の50代女性は「冬に備えてストックが効く物は買いたいと思っている」と話し、店主は「9月末は年末以上のにぎわいだった。ただ日用品を早めに買った感じなので10月以降が心配。消費税率が8%に引き上げられた時も数カ月売り上げが低迷した」と話していた。
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 市内のコンビニエンスストアは、食品類に関しては特に普段と変わりないが、増税になる2、3日前からタバコをまとめて買っていく人が目立ったという。
 また市内の個人事業主の女性は、「10万円単位の備品は8%のうちにと思い、買いました。主婦の立場では、日用品などは後で安売りをすると思ったので、買いだめはしていません」と話した。
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 市内の寿司店は9月30日、定休日を利用してレジの税率設定と、値段変更に伴いメニューや店内の掲示ポスターを差し替えた。
 レジは軽減税率の導入により、税率を持ち帰り用の8%と店内飲食用の10%に設定。同店では「前々から少しずつ準備をしていたので特に大きな混乱はなかった」と話した。
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 市内の酒販店は9月30日の取材に「(来店客は)普段より多い。全体的にたくさん買っていく印象だが、いつもよりちょっと多めに買っていく人と全く気にしていない人に分かれる」。5%から8%に増税されたときほどの駆け込み需要はない印象という。
 増税後については「お酒の量を減らす人も出てくるかもしれないが何とも読めない」と話していた。
 市内に住む80代の男性客は、ほぼ毎日晩酌をするというが「たくさん飲むわけではないので増税はそんなに気にしていない」と受け止めていた。
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 長野電鉄は9月30日夜、増税による運賃改定に伴い、営業終了後に各駅で運賃表の掲示や、自動券売機のシステムなどを変更した。
 小布施駅では、上下線とも午後11時7分発の終電後に駅員が作業。改札口近くに掲示してある運賃表は、事前に設置済みだった新しい運賃表に貼っていた改定前運賃の紙をはがして切り替えた。
 同駅によると、この日は駆け込みで定期券を購入する人が多く、「ほとんど切れ間がなかった。きょうだけで通常の10倍ぐらい」と話していた。

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