2019-07-20 07:00 am by 須坂新聞
須坂市はこのほど、「認知症安心サポートガイド」(国が進める「市認知症ケアパス」)を作製した。認知症の進行段階に応じて必要となる医療や受けられるサービスをまとめた。認知症の気付きチェックリストや認知症の特徴・接し方など関連情報も盛り込んだ。A4判8ページ。地域包括支援センター(市役所2階)や高齢者福祉課(同1階)、在宅介護支援センター(須坂やすらぎの園、長野広域連合須坂荘、グリーンアルム)に置く。
国は認知症になっても本人の意思が尊重され、できる限り住み慣れた地域のよい環境で暮らし続けることができる社会の実現を目指している。
そのためには、1.標準的な認知症ケアパス(認知症の状態に応じた適切なサービス提供の流れ)の普及 2.早期診断(かかりつけ医の認知症対応力の向上)・早期対応(認知症初期集中支援チームの設置など) 3.地域生活を支える医療・介護サービスの構築 4.日常生活・家族の支援強化―などを掲げている。
市の認知症初期集中支援チームは、平成28年度に立ち上げた。30年度から定期開催。A会議(保健師、社会福祉士、主任ケアマネ、ケースワーカーで構成)は毎月、B会議(認知症サポート医、社協担当者、介護福祉士らの専門職を加える)は2カ月に1回開いて個別の支援に努めた。
本年度は奇数月にA会議を、偶数月にB会議を開いている。
また、認知症の人と家族の会「まゆの会」が情報交換の場を定期的に開き、認知症カフェ「まゆ」(つどいの場)も実施している。
地域包括支援センターの鈴木あゆ子地域支援係担当係長は「相談のきっかけになればとまとめた。認知症で悩んだり、迷ったりする人はどなたでも参考にしてほしい」と話す。3,000部印刷。
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