2018-08-27 08:28 am by 須坂新聞
須坂市は国の支援策を活用して来年の夏までに、小中学校15校の普通教室などに冷房設備を設置したい考え。9月市議会に提出する一般会計補正予算案に設計業務費を計上する。保育園も来年の夏までにすべての部屋に設置する方針。
記録的猛暑を受けて国が先ごろ、来年の夏に間に合うように、全国の公立小中学校の冷房設備設置を財政支援する方針を固めた。これに合わせて、市も設置することに。
市学校教育課によると現在、市内小中学校15校に普通教室は約180室ある。プレハブの3室以外は冷房は設置していない。特別教室などは全校の図書室とコンピューター室、保健室、一部の音楽室に設置してある。
基本的には普通教室を優先し、事業費によっては特別教室にも設置する考え。将来の児童生徒数の減少なども考慮しながら今後、計画を立てる。冷房設備に対応するため、電気設備の改修なども必要になってくるという。
文部科学省が全国の公立学校を対象に行った冷房設置調査では、昨年4月1日現在、小中学校の設置率は全国平均41.7%、長野県は8.6%だった。
一方、市は保育園については、国などの財政支援の有無に関わらず設置する考え。市子ども課によると現在、公立保育園10園で、3歳未満児室は全室、3歳児室は豊丘の1室以外の全室、4、5歳児室は一部に設置してあるという。
小林雅彦教育長は「今年のような暑さは特に午後の学習への影響が少なくない。暑い中で子どもたちが過ごしているので、一刻も早く対応して、集中して勉強や遊ぶことのできる環境をつくりたい」としている。
2018-08-27 08:28 am by 須坂新聞 - 0 コメント
Tweet© 須坂市公認ポータルサイト・いけいけすざか. ALL Rights Reserved. Privacy Policy