モンゴルの中学生が学んだのは?

2017-02-18 07:00 am by 須坂新聞

学校・教育 icon 須坂市内に14、15日、モンゴルの中学生が訪日教育旅行の一環で訪れ、地元の中学生と交流したり、日本の文化などを体験した。
 国際交流基金の招聘(しょうへい)事業。モンゴル日本語教師会の一行として、首都ウランバートルなどにある学校で日本語を勉強している3校の生徒32人(男子12人、女子20人)らが訪れた。
 14日は学校交流で東中(生徒206人)を訪問。歓迎会後の授業体験では、4班に分かれて1、2年生のクラスで英語、音楽、体育の授業に参加した。音楽は1年2組の生徒から日本の伝統楽器の琴を習い、代表的な歌曲「さくらさくら」に挑戦。1人ずつ班に入って手ほどきを受け、「すごい」「上手」と拍手が送られると笑顔を見せていた。
 ガルバドラハ・スガルジャンツァンさんは「きれいな音で気持ち良かった」。丁寧に教えてもらったというシネバヤル・ネムーレンさんは日本語で「日本はとても親切な国」と話していた。授業後は、モンゴルの学校には慣習がないという清掃も体験した。
 音楽の授業を一緒に楽しんだ中村心優(みゆ)さんは「モンゴルの中学生は礼儀正しくて日本語も上手。いい経験になった」と喜んでいた。
 また、この日はバレンタインデーにちなみ、モンゴルの生徒たちは同校訪問前にチョコレート作りなども体験した。翌15日はひな飾り見学や、すし作り体験などを通じて日本の文化に触れた。
 県観光部によると、一行は10日から20日までの日程で来訪し、県内には13日から4泊した。市内の受け入れ窓口を担当した市観光協会によると、これまで訪日教育旅行の受け入れは台湾や中国が多く、モンゴルは今回が初めてという。

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