【須坂市29年度予算案】1.0%増の207億5千万円

2017-02-18 07:00 am by 須坂新聞

政治・経済 icon 須坂市は14日、平成29年度当初予算案を発表した。一般会計は、前年度当初比1.0%(2億円)増の207億5,000万円となった。防災行政無線の更新や峰の原高原クロスカントリーコース増設などによるもの。地方創生総合戦略と、その中で核に位置づける健康長寿に関わる事業の継続が中心。医療・福祉や子育て支援、安全安心の充実など、ソフト面に重点を置いた予算編成となった。
 新規を中心とした主な事業は、子育て支援・教育では、英語担当主事を置くなどして小学校や保育園・幼稚園の英語活動を充実させる。須坂双葉幼稚園の認定こども園施設整備に1億4,695万円を補助する。
 安全安心のまちづくりでは、老朽化した防災行政無線のデジタル化に3億8,874万円を盛った。長野広域連合のごみ処理施設整備などの負担金1億9,628万円。
 生涯学習・文化振興・スポーツでは、避難所でもある市民体育館の天井耐震化や照明LED化などに1億5500万円を盛った。蔵の町並みの国の重要伝統的建造物群保存地区選定を目指して建物などの調査を行う。国名勝に指定された米子瀑布群の保存活用計画の策定に着手する。
 産業振興では、峰の原高原クロスカントリーコースの全天候型走路の増設に2億3,000万円を盛った。JAながののリース事業でブドウ棚などを借りる新規就農者に対して、費用の2分の1を補助する。
 市の見込みでは、歳入は市税が前年度当初比1.7%増の59億7,448万円。このうち個人市民税は農業・営業所得が堅調で0.3%増の21億8,980万円。法人市民税は製造業が堅調で17.7%増の5億6,118万円。固定資産税は0.4%減の25億602万円。
 地方交付税は3.1%減の44億1,000万円。国庫支出金は11.5%減の20億4,808万円。県支出金は4.2%減の11億9,652万円。基金からの繰入金は18.2%増の10億円。市債は38.0%増の17億3,100万円とした。
 歳出は、普通建設事業費が2.6%減の20億5,323万円。市債の返済に当てる公債費は7.1%増の19億1,737万円。
 借金に当たる29年度末の市債残高は28年度決算見込み比0.9%増の171億7,603万円。貯金に当たる基金残高は28年度末残高見込み比16.0%減の47億6,176万円を見込む。
 三木市長の話 新しいものよりも、今あるものを大切にし、磨いていく。大型ハード事業はほとんど済んでいるので、ソフト面に力を入れていく。市民との共創、知恵と工夫で事業をやっていく。

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