沼目へ6月に環状交差点〜須坂市が2カ所目を整備

2016-02-27 07:00 am by 須坂新聞

お知らせ icon 須坂市は、沼目町の市道交差点に市内2カ所目の環状交差点「ラウンドアバウト」を整備する。6月下旬完成予定。同交差点は車両同士の交通事故が多いことから、重大事故防止につなげる狙い。19日に現地で工事安全祈願祭が行われた。3月1日に着工、4月4日から同交差点は全面通行止めとなる。
 場所は沼目町公会堂から約400m西側の市道高梨小島線と市道沼目八重森線が直角に交わる交差点。ラウンドアバウトの直径(外径)は27m。環道の幅員5m、中央島の直径11m。ほかに歩道、横断歩道、標識、照明なども設ける。
 市道路河川課によると、交差点の交通量はそれほど多くないが、朝夕の通勤時間帯を中心に西側の県道村山小布施停車場線を避ける車などが頻繁に通るという。周りが田畑で視界がよくスピードが出やすいため、車両同士の出合い頭の事故がたびたび発生、平成16年に死亡事故もあった。
 交通危険箇所だが、交通量などの関係で信号機の設置が難しい。一昨年に野辺町に設けた市初のラウンドアバウトで一定の効果が確認されたこともあり、沼目町にも計画した。
 市道路河川課では「路面標示では事故が減らないのが現状。ラウンドアバウトはスピードを抑制し事故防止につながる」と話す。
 安全祈願祭で三木市長は「見通しの良さが逆に事故の危険性をはらんでいる。安全対策を進めて事故減少に努めたい」とあいさつ。
 施工はマツナガ建設。事業費は約3,000万円。約50%は国の社会資本整備総合交付金を活用する。

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