移住者交流会で支援充実へ〜須坂市の移住支援チームが初開催

2016-02-20 07:00 am by 須坂新聞

お知らせ icon 須坂市政策推進課の移住支援チームは13日、東横町の蔵のまち観光交流センターで、初めての移住者交流会を開いた。須坂市と小布施町の個人、夫婦、家族の計4組のほか、移住支援に携わっている地域おこし協力隊員や、市民など約20人が出席して、意見交換したり、親ぼくを深めた。同チームでは、移住者から意見を聞いて今後の活動に生かすと共に、移住希望者の相談などの受け皿づくりにもつなげたい考え。
 リンゴ栽培の研修中の田中哲(さとし)さん(42、豊丘上町)は昨年2月に、妻、小学生の娘2人と埼玉県から移住してきた。「野菜や果物などの食べ物がおいしく、自然などの環境にも恵まれていて気に入っている」。
 一方で、妻の久子さん(41)は「埼玉に住んでいる時は子どもの医療費や薬代が無料だった。こちらではお金がかかったのでびっくりした。それと公共交通が少ないので、子どもの習い事の送迎が大変」と話していた。
 北海道出身で、夫婦で小布施町六川に移住して3年目のブドウ農家井田泰介さん(41)は「町内会活動が多くてびっくりしたが、友人がたくさんできた。困っていることなどがあると、みんな声をかけてくれて、助けてくれる。障がい者も一緒に働ける農業ができれば」と話した。
 移住支援チームは昨年度設けられ、移住相談や、体験ツアーの開催、空き家の紹介などを行っている。本年度、市の空き家バンク制度を利用しての市外からの移住者は6組12人となっている。
 同チームでは「移住者から理想と現実のギャップの声も聞こえてくるので、支援の充実や、移住しやすい環境づくりを進めていきたい」と話している。

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