思い出胸にまなび舎巣立つ〜須高の小中学校で1,391人

2015-03-21 07:00 am by 須坂新聞

学校・教育 icon 須高地区の小中学校で18、19日、卒業式が行われた。各市町村の教育委員会によると、本年度の卒業生は須坂市が小学校510人(須坂支援学校小学部含む)、中学校520人(同中学部含む)、小布施町が小学校86人、中学校127人、高山村が小学校78人、中学校70人。 

 高山中は70人が卒業を迎えた。在校生や保護者、職員らが見守る中、卒業生は岡田哲夫校長から一人一人卒業証書を受け取り、その後、保護者席前まで歩み寄って一礼し、感謝を示した。
 式辞で岡田校長は「生きることは苦労の連続。友人や仲間たちと苦労を分かち合い、乗り越えて。世界は広い。いろんな人に出会って視野を広げて。ピンチをチャンスと捉えて成長して。自分を信じて逞しく歩んで」と励ました。
 卒業生代表で藤沢真帆さんが「みんなと過ごせて幸せだった。何度も学年集会を開いて合唱を練習し、みんなで誇れるものにしてきた。みんなと歌うことが大好きだった。みんな友達思いで、一生懸命になれるところが大好きだった。一緒にいる時間が大好きだった。みんなと離れることが信じられない。たわいのない話をした時間などかけがえのない日々だった。未来に向かってそれぞれの道を歩もう」と同級生への感謝と決意を述べた。    
 旭ケ丘小では、中学の真新しい制服に身を包んだ49人が、緊張した面持ちで一人一人、竹前伝蔵校長から卒業証書を受け取った。歌や呼び掛けで小学校生活の思い出を振り返り、これまで支えてくれた先生、地域の人、在校生、家族に感謝の気持ちを伝えた。
 竹前校長は式辞で、「卒業にあたり『挑戦』という言葉を贈りたい。自分が持つ無限の花のつぼみを膨らませ、失敗を恐れず、難しいことに立ち向かって。これからの人生を通して本校の学校目標“精一杯自分の花を咲かせよう”とはどういうことかを問い続けていってほしい。未来に羽ばたく卒業生の皆さんに幸多かれ」と、旅立ちを激励した。
 在校生は呼び掛けで、6年生が運動会で見せた力強さ、児童会でのリーダーシップなどに尊敬と感謝の気持ち表し、「夢を大切にして、大きな花を咲かせてください」とエール。卒業生はしっかり前を見つめながら「大きな希望に向かって旅立ちます」と凜とした声を会場に響かせた。

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