2015-03-14 07:00 am by 須坂新聞
社会福祉法人育護会の須坂技術学園(須坂市下八町、村田和彦施設長)はこのほど、メッセージ付きの手づくりクッキーを開発し、注文販売を始めた。黒糖と黒蜜がたっぷり入った堅焼きタイプで、卒業、入学のほか、転勤などの際のちょっとしたあいさつ代わりに贈るプレゼントとして好評という。
須坂技術学園は指定知的障害者通所授産施設。現在、約40人が利用し、菓子箱組み立てやフルーツキャップ加工、靴下加工などの作業を請け負うほか、パン、クッキーを自主生産している。
安定した仕事の幅を広げて利用者の工賃アップにつながる取り組みを検討する中で、ある職員が「ひと言メッセージを添えて名刺代わりに使ってもらえるクッキーを作ってみてはどうか」と発案。贈る側も贈られる側もお互い笑顔になれるよう、にこやかな表情を描いたクッキーとメッセージシールの開発を進めてきた。
クッキーは長野市三才に構える工房で焼く。6人の利用者がローテーションして常時4人、職員1人が作業に従事する。
生活支援員でクッキー工房責任者の田牧未来さんは「軌道に乗ってくれば、注文が増えてクッキーをたくさん焼くこと、売れることの喜びを利用者さんに感じてもらえる。新生活シーズン、相手の方に気持ちを伝える方法の一つに、私たちのクッキーも加えてほしい」と話している。
クッキーは個別包装で1枚100円。希望に応じたメッセージをシールに印刷するほか、空欄にメッセージを書き込むこともできる。同学園☎026-246-2409。
2015-03-14 07:00 am by 須坂新聞 - 0 コメント
Tweet© 須坂市公認ポータルサイト・いけいけすざか. ALL Rights Reserved. Privacy Policy