県立須坂病院〜内視鏡センター拡充など計画

2015-02-14 07:00 am by 須坂新聞

お知らせ icon 県立須坂病院(斉藤博院長)は先ごろ、北棟講堂で本年度2回目の運営協議会(会長・三木市長、委員18人)を開いた。第2期中期計画案(今年4月から5年間)で玄関前に整備する新棟(鉄骨造3階建て、延べ床面積1,350?)の建設事業について、概要を示した。1階は外来部門として総合診療、診察室、相談室等、2階は内視鏡センター5床、3階は健康管理センターに。建設工期は28年6月〜29年4月。29年夏の開設を予定している。
 構想では、新棟1階にメインエントランスを新設。地域医療福祉連携室を南棟1階から移設。外来化学療法室を南棟7階病棟から移設・拡充する。同2階は内視鏡センターを拡充・高度化し、3床から5床に。センター内に医療技術者養成のための研修室を新設し、内視鏡医療技術のレベル向上を図る。検査の高度化も図る。3階では健康診断・人間ドック事業の充実を図る。
 事業費を6億4,000万円とし、内訳は、建物建設費5億円、医療機器購入費1億円、設計監理費4,000万円。財源は県からの借入金など。今後、基本設計、実施設計を行い、市町村補助金の議決後に入札を見込む。
 26年度上半期の報告では、内視鏡検査の積極的実施に加え、地域包括ケア病棟(46床)の開設、歯科口腔(こうくう)外科の開設に取り組んだとした。
 地域包括ケア病棟は同院や医療機関で急性期治療が終わり、在宅復帰や施設へ退院するには不安がある人を経過観察したり、リハビリを行うための病棟。同院検討会議で決め、数日から60日まで入院ができる。昨年8月の開設から12月末までに約3,900人を受け入れた。
 歯科口腔外科は昨年10月に開設。須高歯科医師会と連携し、地域完結型歯科医療を目指す。感染症に伴う歯科口腔治療や紹介を中心とした外来、口腔外科手術などを行った。12月末までに入院31人。外来は約700人。

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