わらしべの長者どうふ〜県豆腐品評会で入賞

2015-02-14 07:00 am by 須坂新聞

お知らせ icon 社会福祉法人すこう福祉会(山口長志理事長)が運営する「ワークハウスわらしべ」(神田幸江管理者、須坂市高畑町)が初出品した「長者どうふ」が4日、第18回県豆腐品評会で入賞した。障害者施設の入賞は初という。製造部門「おとうふやさん」に通う5人と職員3人が月〜金の1週間に350〜400丁を製造。午後は受注先の市内や高山村内へ配達している品。「知事賞を目指しているのでさらに頑張りたい」と前向きだ。
 主催は県、県豆腐商工業協同組合。出品は県内22工場から、もめん、きぬごし、その他の3部門に合計57点。同施設は「もめん豆腐(県産大豆100%使用)の部」で「中部日本豆腐油揚協同組合連合会会長賞」に。
 同施設は平成17年9月の開所以来、豆腐製造を続け10年目。当初は永泉謙次さん(平成19年他界、元豆腐店経営)を職員に迎え、指導を受け、ノウハウを身につけ、その後は職員が引き継いでいる。
 豆腐作りは、前日に洗って水に浸した大豆を、午前9時から砕いて釜で煮、おからと豆乳に分ける。豆乳ににがりを加えて固め、午前中には出来上がる。
 職員の支援を受けながら従事する仲間は3年目から10年目まで。
 信州産大豆と天然にがりだけで作る安心安全な「もめん豆腐」は消費者や支援者から一定の評価を得ている。
 従事する丸山直樹さんは「これからも頑張ってお豆腐を作ります」。小林豊さんは「豆腐職人になりたいので、これを励みに頑張ります」。宮川幸一さんは「頑張ります」と取材に応えた。
 神田管理者は「一人一人が役割を持って製造に従事している。煮釜が最大50丁まで作ることができるため、予約は限られるが、入賞を機に仲間の自信が深まっている」と話す。
 昨年4月には食品関係へ1人が就職した。豆腐は予約制。250円(税込み、450g)。問い合わせは☎026-248-5678。

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