待望の校歌〜開校4年目の須坂支援学校

2015-01-24 07:00 am by 須坂新聞

学校・教育 icon 須坂市立須坂支援学校(畠山信重校長、小学部17人、中学部10人)の校歌がこのほど出来上がり、20日、同校で発表式が行われた。作詞・作曲した音楽家の春畑セロリさん(東京都)ら来賓、在校生、保護者が出席して完成を祝った。平成23年4月の開校以来初めてとなる本年度の卒業式は、待ち望んだ校歌を歌って中学部2人を送り出す。
 式で畠山校長は、校歌ができた喜びを児童生徒に語りかけ、三木市長は祝辞を述べた。また春畑さんは「心のどこかに残るような校歌にしたいと思った。大人になって遠く離れても、この歌があることで学校を思い出してくれたらうれしい」とあいさつした。
 生徒たちは元気に校歌を歌って出席者に披露。生徒代表は「“あの山をこえよう力を合わせて”のところが特に好き。これから大事に歌っていきたいです」とお礼の言葉を述べ、花束を贈った。
 校歌は3番まであり、春畑さんがフィンランドへ行った際の飛行機の中でふと浮かんできた曲なのだとか。そして歌詞の中の「一歩一歩 歩くんだ」には、焦ったり落ち込んだりしても、あと一歩踏ん張ればいつか到達できる―という春畑さん自身が日頃から抱く思いと、「ぼくらのまなびやあとにする日も 大切なおしえをむねにきざんで」には、先生たちの愛情の深さを忘れないでほしい―との願いを込めたという。
 春畑さんはピアノ曲や合唱曲などを多く手掛ける作曲家。講師として須坂市を何度か訪れ、上高井教育会音楽教育研究会の教諭らとも親交がある。校歌を作るにあたり、昨年5月には同校の生徒と交流し、イメージを膨らませた。また校内に飾る校歌の額は、書家の赤堀昭三さん(春木町)が揮毫した。

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