弁当で5年連続全国大会〜県最優秀賞の相森中家庭科部

2015-01-17 07:00 am by 須坂新聞

学校・教育 icon 相森中家庭科部の古谷優佳さん(相之島町)竹前七星さん(相森町)小林真耶さん(東横町)の2年生3人が、24、25日に東京都で開かれる第15回全国中学生創造ものづくり教育フェア「あなたのためのおべんとう」コンクールに出場する。昨年10月の県大会で最優秀賞を受賞した。同部の全国コンクール出場は5年連続。
 コンクールは、規定課題「魚を使った調理」を主菜とし、片付けを含めて90分以内で競う。▽計画(食材・献立、栄養バランス、規定課題)▽技能(手順、調理方法、盛り付け、味、安全な作業、環境への配慮)▽表現(完成、テーマ)―が審査項目で、20チームが参加する。
 3人のチーム名は「紅 もみじ 葉」。コンクールでは「家事と仕事を頑張っているお母さんのために作るお弁当」をテーマに腕を振るう。
 魚料理の主菜はアジを使った「お魚バーグ」。レンコンをみじん切りにして食感を出し、県産の七味をかけてアクセントを加える。ソースなどがなくても食べられるしっかりした味付けにする。
 クリのいがをイメージしたコロッケは甘いデザート感覚の一品。蒸したサツマイモをつぶしてリンゴとクルミを混ぜ、いがは揚げたそばで表現する。ほかに、ジャコとわさび風味の野沢菜を使った卵焼きや、切り干し大根ときのこの煮物、塩麹とチーズの温野菜など計7品をそろえる。
 主食は、雑穀米と枝豆のおにぎり。炊飯する前に寒天を入れ、食物繊維がたくさん取れるようにひと工夫。もちもちした食感も出せるという。
 メニューは3人で練った。味のバランスや色合いなどを考え、県大会から内容を一部変更して全国コンクールに挑む。
 家庭科部顧問の飯泉幸子教諭によると、同部では大人になったときに生かせるような「日常にある身近なお弁当」を心掛けているという。90分の制限時間にやや不安があるというが、生徒が考えたメニューについては「勝負できる内容」と期待している。
 リーダーの古谷さんは「今まで頑張ってきたことを思い出しながらベストを尽くしたい」、竹前さんは「食べてくれる人の気持ちを考えながら作りたい」、小林さんは「チーム一丸となって作りたい」と意気込んでいる。22日には市役所で激励会が開かれる。

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