【須坂市】「空き家バンク事業」って?

2014-08-09 07:00 am by 須坂新聞

政治・経済 icon 須坂市は1日、市内の空き家を登録し希望者に情報提供する「空き家バンク事業」について、県宅地建物取引業協会長野支部(須高地区44社加盟)と物件の仲介などに関する協定を結び、事業を本格的に始めた。
 同事業は賃貸や売却を希望する空き家の所有者が物件を須坂市に登録。情報を市のホームページ等で公開し、空き家を探している利用希望者から申し込みがあった場合、協定に基づいて長野支部に加盟する須高地区の会員が交渉や契約等の仲介業務を行うもの。
 市では空き家の有効活用を通して集落機能の維持や地域活性化を図るため、今年4月に新設した「信州須坂移住支援チーム」の地域おこし協力隊員らが、これまでも移住・定住の促進に向け、空き家の情報収集などを進めてきた。市によると、空き家バンクへの登録はまだないが(7日現在)、数件の物件提供希望があるという。
 市役所での調印式で長野支部の長沢一喜支部長は「須坂市は周りに小布施町や高山村など特色のある地区が隣接し、長野市からも近い。協力して事業を発展させていきたい」とあいさつした。
 三木正夫市長は「空き家は社会問題になっているが、同時に資源でもある。須坂市の良さを具体的に挙げるなど、多くの地域資源をアピールして移住者増につなげたい。ノウハウのある民間企業の力を借りて事業を進めていきたい」と話した。
 なお、長野支部は管内である北信地区で同様の協定を結ぶのは、飯山市、小布施町(平成24年4月1日に締結)、中野市、山ノ内町に次いで須坂市は5番目という。

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