2014-08-09 07:00 am by 須坂新聞
来年2月10日に任期満了を迎える須坂市議会議員20人の動向が注目される。本紙が3日から5日にかけて意向を尋ねたところ、後援会など支持組織が既に次回推薦を決めた議員を含め、出馬に意欲的は8人。支持組織の役員会・総会などの決議前のため対外的には未定が11人。引退の意向を持っているが1人。前回は5人が引退し、現議席は再選を目指す15人と新人7人で争った。新人擁立を目指す動きは現在、数人が見られるだけで低調だ。
次回市議選の日程は9月の市選挙管理委員会で決まるが、告示は来年1月末ごろか。
現職20人の当選回数は1回5人、2回8人、3回2人、4回3人、5回2人。1・2回の若い議員が13人と半数を超える。
次回選挙は再選を目指し出馬する現職が多いものとみられる。新人は現勢力をしのぐ支持者の獲得が必要となるが、市政発展や地域の繁栄に尽くしたいなど明確な立つ意思と支援者の応援力が相まって新たな「須坂の議員さん」が誕生する。
人口減に加え、地域の絆が弱まる今日、空き店・空き家対策と市街地活性化が一段と必要になる。従来の地区(町区)推薦型候補のほかに全市対象候補の待望論もささやかれるが、「出てほしい」と望まれる候補をまとめ切れるかが須坂市民に課せられた宿題だ。
新人候補の動向を探ると、57歳の男性会社経営者が出馬に意欲を見せる。また、50歳の男性経営者が出馬に向け調整中だ。そのほかの動きも見られる。
一方、県議会(須坂市・上高井郡区は定数2)は、来年4月に任期満了を迎える。現職2氏は4日の取材に態度表明時期を「9月県議会が終わってから」「遅くとも年内」としている。
現職県議の動向が注目されるが、現職市議の県議選挑戦意欲も見え隠れし、展開によっては激戦県議選も予想される。
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