穀町・須坂両郵便局に感謝状〜特殊詐欺未然防止で

2014-07-05 07:00 am by 須坂新聞

お知らせ icon 須坂警察署(大川雄一署長)はこのほど、特殊詐欺を未然に防いだとして、須坂穀町郵便局(保坂明局長)と須坂郵便局(神風和則局長)に感謝状を贈った。
 穀町郵便局では6月13日、80代女性が400万円の定期預金を引き出したいと来店。窓口で応対した西田美和さんが、特殊詐欺被害防止のためのチェックシートで女性に答えてもらったところ、女性が「息子や孫に頼まれた」という項目に印を付けたことから、上司に報告して、詳しく話を聞いた。
 女性は、警察官を名乗る男から電話で「最近振り込め詐欺の容疑者を逮捕したが、押収したリストにあなたの名前も載っていた。お金はどこに預けているか」などと聞かれ、その後、消費生活センターの職員を名乗る男からも「子どもたちにお金を送ったことがあるか。家を建てる時に用立てた方法でお金を全部下ろしてください。誰にもしゃべってはいけません」などと言われたという。
 同局ではこの話からオレオレ詐欺ではないかと須坂署に通報、被害を未然に防いだ。
 一方、須坂郵便局では6月18日、70代女性が慌てた様子で50万円を引き出したいと申し出たことから、窓口で応対した秋山晴香さんが上司に報告、詳しく話を聞いた。
 女性は、証券会社の社員を名乗る男から電話で「あなたに1,000万円の証券が当たった。その証券を買い取りたい。あなたに1,000万円を払うが、口座に振り込むのに500万円が必要で、後で返すので用意してほしい。弁護士に相談したら50万円でいいと言っている」などと言われたという。
 このため、同局ではもうかります詐欺ではないかと須坂署に通報して、被害を未然に防いだ。
 西田さん、秋山さんとも特殊詐欺を防いだのは2回目で、「チェックシートや日ごろの研修が役に立ち、お客さまの財産を守ることができてよかった」と話している。
 なお、須坂署管内で今年発生した特殊詐欺は2日現在1件(1月に高山村)で、ギャンブル必勝法情報提供名目の詐欺に遭い、301万1,000円をだまし取られた。

2014-07-05 07:00 am by 須坂新聞 - 0 コメント



須坂新聞


 須坂新聞はタブロイド判(20P~24P)で毎週土曜発行(年間48回)長野県須高地域(須坂市・小布施町・高山村・長野市若穂地区)で購読をいただいております。また配達地域外でも郵送にてご購読いただけます。購読料は1100円(月額/税込)です。購読お申し込みはこちらから。