「小さな親切」運動須高支部〜落語と紙切りの「学校寄席」

2014-06-28 07:00 am by 須坂新聞

学校・教育 icon 豊洲小学校(194人)で24日、落語家の柳家我太楼さん、紙切りの林家楽一さんの芸能を楽しむ「学校寄席」が開かれた。児童たちは巧みな話芸に笑いころげ、繊細な紙切り芸に感激と驚きの表情を見せた。今年初めて、「小さな親切」運動須高支部が青少年健全育成の一環で企画した。
 柳家我太楼さんはまず、自身の息子とその友人たちのエピソードで笑いを誘い、「落語は一人でいろんな役を、あっちを向いたりこっちを向いたりして演じる。皆さんも頭の中で場面を想像しながら見て楽しんで」と話した。また、落語によく登場するそばやまんじゅうを食べるしぐさを伝授した。高座に上ると、身ぶり手ぶりを交え、児童たちが親しみやすい落語『動物園』をテンポ良く聞かせた。
 林家楽一さんの出番になると「速いものを切ります」と、早速リズミカルにはさみと白い紙を動かした。児童たちは「チーターかな、トラかな」とささやきながら楽一さんの手元に注目。「馬です」と、勢い良く駆ける馬を切り抜いた作品が披露されると、とたんに「おー!」という驚きと拍手が沸き起こった。さらに豊洲小の校章や宮川まゆみ校長の横顔をすらすらと切り抜き、児童たちがリクエストしたカメやカニも見事に出来上がると、その都度、喚声があがった。
 また、児童代表6人と先生がステージに上がり、チューリップの紙切りに挑戦した。用紙を半分に折って楽一さんのアドバイス通りにはさみを動かし、それぞれ個性豊かな作品が完成。会場に和やかな雰囲気が広がった。
 「小さな親切」運動須高支部の保坂幸一支部長は「日本伝統の笑いと紙切り芸に対する子どもたちの反応の素晴らしさに感激した。来年も希望する学校があれば、ぜひやりたい」と話していた。今年は同校の他に、須坂小・須坂支援学校、日滝小、旭ケ丘小で行った。

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