中国人女性と浴衣で交流

2013-08-31 07:00 am by 須坂新聞

お知らせ icon 須坂市日中友好協会女性委員会(山崎美代子委員長)は25日、旭ケ丘ふれあいプラザに須坂在住中国人女性と家族、中国人企業研修生、須坂温泉古城荘でインターンシップ中の中国人大学生、須坂病院中国人研修医らを招いて「日本料理教室」を開き、会員と一緒に両国料理を作ったり、交流した。季節感を味わってほしいと浴衣を着る体験や抹茶でもてなした。
 日本料理は、いなりずしやおでん、郷土料理のささずし、こねつけ、夏野菜・キノコ豊富な幸福汁を、中国料理はマーボー豆腐、涼菜を調理した。交流会は女性委員会と本会の会員、招待客ら約40人が出席し、懇談した。
 浴衣着用について、研修生のカ・リフォさん(23)は取材に「着るのは難しかったが、きれいと言われて自信がついた。日本の着物は動きにくいが、日本の生活習慣が身に付くと大丈夫かと思う」。
 古城荘で10月26日まで接客就業体験を積む西安外事学院日本語学科3年のジョ・カイさん(24)は「着物は中国で着たことがあったが、須坂で習って本場の着物が着られた。抹茶のたて方は初めて見た。味は苦かった」。
 同3年のコウ・セツレイさん(22)は「着物は中国で着たことがある。帯がかわいかった。抹茶は3回に分けて飲むマナーや正面を外して回すマナーがあり、礼儀正しい国だと思う」と答えた。
 交流について、コウさんは「中国人が大勢いて楽しかった。日本料理もおいしい」。ジョさんは「料理を一緒に作り、着物まで着られて楽しかった」。 
 須坂病院で6カ月間研修を積むタン・イエンリィさんとホン・ランさんは共に河北省から。タン医師は「たくさんの人と知り合ってうれしい。皆親切」。ホン医師は「友好のために尽くす姿に感動した。日本人の熱意を伝えたい」と述べた。
 同協会の三木正夫会長(市長)は「日中間は今難しいが、隣の大国中国と仲良くすることが大事。互いに交流を深めることでよりよい国づくりができる。民間レベルの交流を大事にしたい」と述べた。
 席上、中国出身の布施修医師(新生病院)が健康講座で「夏はスイカやキュウリ、トマトなど夏野菜を食べると利尿が進み、腎臓やぼうこうにいい」と漢方の立場で解説した。

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