箏・三弦奏者の南澤雅尚さん〜正派邦楽会が表彰

2013-08-24 07:00 am by 須坂新聞

趣味・生活 icon 須坂市田の神町の箏・三弦奏者南澤雅尚さんはこのほど、所属する公益財団法人「正派邦楽会」から、多くの後進を育成し、同会の発展に多大な貢献を果たしたとして、表彰された。
 大正2年に創設された正派邦楽会は生田流箏曲と地歌三弦を専門とする全国規模の音楽団体。現在はアメリカを含む11支部で活動、今年節目の100周年の伝統と権威を誇る。
 南澤さんは18歳から同会に入会して箏を始め、25歳で最初の弟子を持った。以来40年間で門下生は200人を超え、今年で13年目を迎えた「お箏体験こども教室」や小中学校に出向いて実技指導した子どもたちは約5,000人に上る。
 南澤さん自身は平成4年に同会の最高位の大師範となったが、門下生も4人が大師範、19人が師範、21人が准師範の資格を持つ。
 同会では創始100周年記念として役員の功労者を表彰したが、南澤さんは、多数の幹部を育て箏の普及に努めた功績が認められ、役員以外では異例の表彰となった。
 南澤さんは「家族、門下生、地域の方々など大勢の協力があっての受賞で、皆さんの代表としていただきました。この受賞を励みに演奏活動や普及活動に一層力を注ぎ、地域の文化向上に努めていきたい」と話している。
 また、夫婦二人三脚で「こども教室」を運営してきた夫の尺八奏者南澤汎山さんは「価値ある表彰で誇りに思う。今後も共に頑張っていきたい」と話している。

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