メセナで8回目の「フォーエバーヤング」

2013-06-22 07:00 am by 須坂新聞

趣味・生活 icon 須坂市中島町出身の音楽評論家富澤一誠さんがプロデュースして2006年から毎年メセナホールで開催しているフォークコンサート「フォーエバーヤング」(須坂市文化振興事業団とメセナホール友の会主催)が16日、同ホールで開かれ、会場を埋めた多くの人たちが「たくさんの元気をもらった」フォークまつりを楽しんだ。

 フォーエバーヤングは2005年のメセナホール友の会の会合で会員が「フォーク評論の第一人者で活躍している須坂出身の富澤さんにお願いして、さまざまなアーティストを招いたコンサートを開いてみては」と提案、富澤さんに打診したところ「故郷への恩返しになれば」と快諾し、翌06年から始まった。以後は3組出演を原則に開催。11年にはメセナホール開館20年記念で6組が出演するスペシャル版も開いた。
 8回目の今回は五つの赤い風船、ダ・カーポ、山本コウタローさんが出演。富澤さんが「毎回大勢の皆さんにご来場いただき、本当にありがとう。音楽を聴いて楽しみ、歌って楽しみ、皆で盛り上げていきましょう」とあいさつ。続いて、各出演者が楽しいトークや思いを込めたメッセージを交えながら、持ち歌を披露した。
 最後は出演者全員が観客と共に「花嫁」「あの素晴らしい愛をもう一度」「ふるさと」を大合唱、会場が一体となった歌声が響き渡り、山本コウタローさんが締めのパフォーマンスを行って、観客から盛大な拍手と歓声が送られた。
 また、小ホールでは富澤さんが所有するジャケット写真やコンサートパンフレットなどを展示するフォーク資料展を開催、多くの人たちが自分の青春時代を思い出しながら見入り、開演前には、富澤さんが作詞したフォーエバーヤングのテーマソング「どこで暮らしていても」を歌うさくまひできさんのロビーコンサートも開かれた。
 会場には関東各地や中京方面などから訪れたファンもおり、アンケートには「3組それぞれに特徴があり、とてもよかった。開演前のロビーコンサートで乗りがよくなり、2倍楽しめました」「久しぶりに大きな声を出して歌い、笑いました」「年齢は重ねても昔と変わらない歌声を聴き、自分も頑張ろうと思いました」などのほか、「須坂発のイベントとして誇りに感じる。今後も期待しています」などの感想も寄せられた。
 なお、コンサートの模様はFM長野で6月29日午前11時から正午まで放送される。

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