2013-02-23 07:00 am by 須坂新聞
須坂市は新学校給食センターの建設候補地を、峰の原を除く市内全域で選定中だ。昨年12月、仁礼町役員(区長、区長代理)が退任あいさつで市役所に出向いた際、三木市長と中沢副市長が面談し、市長から仁礼地区に新学校給食センターの建設候補地を求めることの可否について申し入れた。市は今月14日の市議会全員協議会で村石町候補地断念後の経過を説明した。
中沢副市長の説明によると、昨年10月の村石町候補地断念以降、市と教育委員会が選定作業を続けている。昨年12月12日、市から仁礼町区に対し、地区内に候補地を求めることの可否について検討をお願いした。
理由について市は、最終処分場候補地の地元として真摯(しんし)に検討いただいている区のご労苦に対し、行政としてできることはないかと考え、まずは同区に学校給食センター建設の是非を求めさせていただいた。おいしい給食を提供できる地元としての新しいイメージづくりや地元雇用の拡大、地元農産物の供給先、食育の取り組みなどが少しでも地域活性化につながればと考え、また住み続ける一助にと提案した―と考え方を示した。
前仁礼町代理の青木久区長は20日の取材に「昨年12月の市側の申し入れは即答せず、持ち帰り、1月4日の区・組幹事会に報告した。10人の組幹事が各組総会で区民意見を吸い上げた後、区・組幹事会で協議するよう投げかけている最中なので、今後の日程は現在未定」と答えた。
新学校給食センターについて、市教委は20日の取材に、敷地は10,000平方メートル程度。建物は3,000平方メートル〜3,500平方メートル必要▽用途地域がある場合は準工業・工業・工業専用地域▽配送所要時間は峰の原地域を除く市内全域が可能▽平成25年度中の候補地決定を目指す―としている。
市は昨年10月、村石町の候補地について、過去におか砂利を採取し、ボーリング調査等の結果から建設用地としてふさわしくないと結論付け、以降、選定作業を行っている。
新センターは29年度稼働(30年1月から)を予定。25年度中に候補地が決まれば、26年度機器選定、27年度基本・実施設計、28年度〜29年度建築の計画。
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