「ふる里須坂」が念願の歌に〜永田春雄さん(東京都大田区)

2012-10-21 07:00 am by 須坂新聞

お知らせ icon 須坂市出身で現在は東京都大田区東蒲田に住む永田春雄さん(67)が生まれ育った故郷への思いを込めて作詞した「ふる里須坂」がこのほど、プロの作・編曲家と演歌歌手によって念願の歌になった。永田さんは「ぜひ、須坂の皆さんに聴いていただき、歌ってほしい」と、市役所や本紙などにカセットテープを寄贈、さらに「希望の皆さんに譲ってください」と、本紙に20本を託した。
 永田さんは横町で生まれ、穀町で育つ。仕事の関係で群馬県太田市などに居住後、40歳で東京へ。小さい頃から文章を書くのが好きだったが、55歳の時、趣味のカラオケ仲間をテーマに書いた詞に曲がついたことがきっかけで、雑誌投稿などによる独学で作詞の世界に飛び込んだ。
 今までに100本ほどの作品があり、4本に曲がついたという。5曲目となる「ふる里須坂」は10年ほど前に書いたものだが、年齢を重ねるごとに「既に親やきょうだいは亡くなっているが、自分が須坂で生まれ育った証として歌を残したい」思いが強くなり、今年に入って、知人の紹介で面識を得た作・編曲家たかせはるひこさんと演歌歌手浜村まゆみさんのコンビによる曲づくりがトントン拍子に進んだ。
 曲は青春歌謡風。浜村さんは取材に「永田さんの故郷への思いがひしひしと伝わってくる。曲はリズミカルで歌いやすい」と話し、実際に歌ってみせた。傍らで聴いていた永田さんは「改めて聴いてみて、とてもいい曲に仕上がってよかった。皆さんのご支援ご協力で、念願の歌が出来上がり、こんなにうれしいことはない。一人でも多くの人に歌ってほしい」と感激もひとしおの様子だった。
 現在は第二の人生でマンションの管理員を務めており、帰郷の機会はあまりないが、「いずれは故郷でこの歌を披露することができれば」との希望も持っている。連絡は永田さん☎03―3733―7396まで。
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 須坂新聞社では、この「ふる里須坂」のカセットテープをご希望の方先着20人に差し上げます。22日以降本社までご来社ください。
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