政治の基礎は道徳・文化〜三木市長が3期目会見で所信

2012-02-04 07:00 am by 須坂新聞

政治・経済 icon 三木正夫市長が3期目初登庁に際して行った先月24日の報道各社との記者会見の後半の内容は次の通り。
 ―マニフェスト(進化する公約)前文に掲げる「政治は最高の道徳・文化という理念のもと」や「思い邪(よこしま)なし」に表れる市長の政治哲学、政治思想は。
 三木市長 政治は文化だと思っている。市民が自分自身のことだけでなく、ボランティアをしたり、学んだことを実行したり、どのくらい他の人のことを考えているか。文化の基礎があって政治や行政がある。道徳も同じで、思いやりや人間的な厚みに表れる。政治は専門家が行うものではなく、子育てやすべてが文化・道徳から発している。人間性はその地域の風土までつくっている気がする。
 一方、会社にも言えるが、いい経営者は皆思い邪なし。素晴らしい人は結果的に利益を上げるが、決して利益優先ではない。一人一人を大事にする。社会に貢献したいと思う人は皆思い邪なしの人。しがらみのない政治も大事にしている。
 ―2期8年の三木市政の強みと弱みは。
 市長 市民の力を合わせて取り組んでいることや10年、20年先を見て取り組んでいることが強み。公共交通やインターネットに力を入れるのは、時代の先を読んでのこと。
 弱点は、サービスとスピード感はついてきたがまだ不十分。個人商店主はどんなお客さんにも対応でき、どんな話題にもついていける。パワーがある。商業者のような気持ちで市民に接することや、意見を言う職員を増やしていかなければいけないと思っているが、伸びる職員はしっかり意見を言ってくれる。
 ―情報公開については。
 市長 引き続き徹底した情報公開をしていく。選挙戦で感じたことは、重要な市側の情報提供が不足していること。公共施設の耐震工事は終わっているが知られていなかった。

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