福島の母校に手編みマフラー届ける〜須坂市北横町の伊藤俊子さん

2011-12-18 07:00 am by 須坂新聞

お知らせ icon 編み物教室を営む伊藤俊子さん(79、須坂市北横町)はこのほど、福島県田村市の母校・舟引(ふねひき)小学校を訪れ、ボランティアと編んだ毛糸のマフラー520個と押し花入りのキーホルダー300個を手渡した。また、仁礼小と豊丘小の児童が作った押し花カード200枚も贈り、交流を深めた。
 伊藤さんは福島県郡山市出身。震災に心を痛め、ボランティア約50人と共に3月から帽子やマフラーなどを編んできた。これまでも東北地方や栄村に送ってきた。今回は舟引小で、佐久間光春校長、児童代表の渡辺将人君(6年)、伊藤歩さん(5年)に手渡した。
 伊藤さんは「故郷を思うと居ても立ってもいられない。日ごと寒さが増す故郷の方を少しでも暖めたい。須坂の大勢の子どもたちも同じ気持で作ってくれた」と話した。
 佐久間校長は「後輩を励まそうとされる真心がうれしい」、渡辺君は「震災に負けないで勉強や運動に頑張る。大切に使う」と感謝していた。
 同日、伊藤さんは田村市内で避難生活を送る古道小、岩井沢小の全児童に帽子を手渡した。合わせて豊丘小、日野小、旭ケ丘小の児童が作った押し花カード700枚も贈った。当日の模様は地元紙の福島民報などでも紹介された。
 また、伊藤さんはボランティアと共に栄村の栄小学校を訪れ、毛糸の帽子150枚と、森上小児童が作った押し花カード100を手渡した。大日方秀康校長は「児童らは手作りに感激、喜んでいた」と感謝していた。栄小児童と共に秋山小児童も参加した。

2011-12-18 07:00 am by 須坂新聞 - 0 コメント



須坂新聞


 須坂新聞はタブロイド判(20P~24P)で毎週土曜発行(年間48回)長野県須高地域(須坂市・小布施町・高山村・長野市若穂地区)で購読をいただいております。また配達地域外でも郵送にてご購読いただけます。購読料は1100円(月額/税込)です。購読お申し込みはこちらから。