【NEXT須坂】果樹の担い手育成へ〜農業体験講座開催中

2011-09-18 07:00 am by 須坂新聞

農業 icon 地域おこしのNPO法人NEXT須坂は10・11日、新規就農(果樹)支援事業・高齢者農家支援事業として6月から来年2月まで開講している「農業体験講座」の9月講座を開き、10日は農園でのぶどうの収穫体験や出荷講習、11日はイベント会場での販売体験を行った。
 講座は深刻化する後継者不足や荒廃農地解消を図ろうと、県の地域発元気づくり支援金を活用して企画したもので、毎月1回の土日に市内の農園や施設で開講、農業者グループの信濃農業塾や須坂グリーンツーリズム研究会も協力している。
 収穫体験と出荷講習は、同講座の世話役で同法人専務理事の後藤文夫さん(野辺町)が経営する農園で行い、収穫体験では色の付き具合から熟度を判断する方法を学び、この日参加した7人の受講者は実際に袋の中を覗き込んで、収穫適期の房を切り取った。出荷講習では品質や形状などによって出荷の仕方が幾通りもあることや流通の仕組みなどの説明を受けた。
 また、販売体験は蔵のまち観光交流センターで開かれた「蔵の朝市」で行い、来訪者と対話を楽しみながら新鮮果物・野菜を売り込んでいた。引き続き、今春北里大学を卒業、就農を目指す藤沢秀幸さん(24、長野市)が大学で学んだ生物環境面から見た農業についてミニ講話を行った。
 受講者の中には愛知や埼玉など県外の人もおり、埼玉県春日部市の佃勝子さん(67)は「今までは消費者の立場だったが、6月から学び始めて、農産物が出来上がるまでには本当に多くの手間が掛かっていることを実感した。生産者の苦労がよく分かるので、今は生産者の思いを感じながら購入し、口にするのにも愛着がある。講座修了後は何らかの形で農業に携わっていきたい」と話している。
 後藤さんは「後継者不足は一朝一夕には解決しない問題だが、この事業を何とか軌道に乗せ、先々の担い手を作り出していきたい。これからの参加でも大歓迎です。関心のある人はぜひ参加して」と呼び掛けている。受講無料。申し込み・問い合わせは後藤さん☎090-3333-2832まで。今後の日程は次の通り。天候などで変更の場合もある。
 ▽10月8・9日 ワインぶどう収穫/ぶどう・りんご栽培体験んご栽培体験▽11月12・13日 りんご収穫体験▽12月10・11日 りんご箱詰め/秋肥体験
 ▽1月21・22日 りんごジュース体験/ぶどう剪定体験▽2月18・19日 りんご剪定/まとめ

2011-09-18 07:00 am by 須坂新聞 - 1 コメント



心はすべて数学である @ 2020-05-22 01:49 pm

≪…両刃の剣…≫は、電子図書『もろはのつるぎ』で・・・

数の言葉の数直線は、『かおすのくにのかたなかーど』から・・・
令和2年5月23日〜6月7日 の間だけ
射水市大島絵本館で・・・

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