手編み帽子を被災地に〜伊藤俊子さん(福島県郡山市出身)

2011-04-24 07:00 am by 須坂新聞

お知らせ icon 編み物教室を営む須坂市北横町の伊藤俊子さん(78)は2月からボランティアと共にマフラーや帽子を編んで施設に寄付する活動をしている。3月中旬には「被災地の方を少しでも暖めたい」と、東北地方や栄村に帽子約100個を送った。
 伊藤さんは福島県郡山市出身。50年前に須坂市に転居して編み物などを教えている。たくさんある毛糸を有効利用するため、参加希望者を募った。応じたボランティア約50人が毎週水曜日に集まり、秋頃まで作り続け、保育園や老人ホームなどに寄付する。
 伊藤さんは「故郷が震災で甚大な被害を受け胸を痛めていたが、最初の送り先が被災地となった。まだ朝夕は寒さが続く。少しでもお役に立てれば」と話している。

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