【須坂市内バス路線網再編】すざか市民バスは…

2010-01-31 07:00 am by 須坂新聞

お知らせ icon 市地域公共交通会議(神山修司会長、委員22人)は22日、シルキーホールで第3回会議を開き、昨年10月から実証運行が始まった「すざか市民バス」と「乗合タクシー」(主に日野・豊洲地区)の利用状況をまとめ、発表した。バスは12月期の7日間で2,109人が利用。10月期との比較では176人多かった。乗合タクシーは10月期が1日平均3.77人、11月期は5.17人、12月期は3.73人が利用した。
 バスは増加傾向が続く。12月期は9月期より乗客数が約7%多かった。特に仙仁線はアートパーク入口〜仙仁間で11%増、臥竜公園入口〜南原町東間の降車が14%増となった。一方、相ノ島線沿線は2割近く減少した。
 新設経路の「市役所西まわり」は平均6.4人が1日に利用し、増加傾向に。須坂駅からの近距離利用も定着しつつある。
 乗合タクシーは、10月期運行26日で総便数156に対して実働72便で稼働率46.2%。11月期は稼働率55.8%、12月期は43.2%。便ごとの乗合人数は1〜2人であまり乗り合っていない状況。
 アドバイザーの吉田樹首都大学東京助教は「戦略的な増便を図った臥竜公園入口〜南原町東間や、仙仁線単独区間は10月時点で9月より増加している。南北線の相之島方面が減少しているのは、北相之島町〜村山駅間の路線廃止や、乗合タクシーの利用、南北線の午前の下り便がないことなどが影響しているかもしれない。高校生・看護学生の利用促進、仙仁・米子線おかえりライナーの利用促進が必要。確実な足の路線バスを使いこなす文化を広めながら定着を図りたい」と話す。
 運賃を下げ、のりつぎ券(200円)を発行し、回数券を使うと
さらにメリットがあることから利用増加策が課題。事務局の市民課は新年度、通勤・通学客を対象にした利用促進や停留所時刻表の刷新、需要を育てる意識などに取り組む。

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