須坂市/平成18年の推計値〜工業出荷額3.4%増

2007-01-23 07:00 am by 須坂新聞

政治・経済 icon 須坂市はこのほど、平成18年の産業推計値をまとめ、工業の製造品出荷額は前年比3.4%増の1,230億円、商業の商品販売額は2.9%増の693億円、農業の粗生産額は1.5%減の59億2,000万円と推計した。
 工業の製造品出荷額は市内製造業25社を対象に実施した調査を基に推計。業種別では▽食品=猛暑・暖冬などの影響で売り上げが低下。原油価格高騰の影響も受け前年比24.7%減▽一般機械=産業機械が好調。全体的には15.8%増▽金属機械=半導体産業は携帯電話や自動車関係で順調。産業機器は設備投資が増加し、好調な受注。鉄骨設備は原油やスクラップの価格上昇で厳しい状況。建築設備は公共投資の低迷と価格競争激化で厳しい受注環境。全体では25.1%増。
 ▽電気機械=海外における受注は増えているが、国内の販売は伸び悩み。人件費、原油・原材料価格高騰の影響も受け採算面でも厳しい状態で前年比8.2%減▽精密機械=コスト面では厳しい状況だが、液晶関連を中心に受注が好調で全体では38.1%増▽ゴム・プラスチック=原油価格高騰による原材料価格の上昇分を製品価格へ転嫁することが十分できず採算面が悪化。量産容易な仕事が海外へ流出し、受注量が減少。前年比5.6%減。
 商業では、須坂市の景気動向調査を前年対比でみると、卸売業が5.2%増、小売業が1.2%増、全体では3.0%増と緩やかに増加。売り上げがよくなった反面、客数・業況が「やや悪い」と回答した企業が多いことから、一概に景気が回復したとはいえない―と分析している。
 農業粗生産額は前年対比で100%が▽麦・雑穀豆類▽イモ類▽果実▽花き▽工芸作物▽種苗・苗木。ほかはマイナスで▽米=80%▽野菜=93%▽畜産=93%と見込む。

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