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坂田友美さん（須坂市南原町）青年海外協力隊で中米に

2006-06-24 12:00 am by 須坂新聞

お知らせ icon 　理学療法士坂田友美さん（27、須坂市南原町）は、国際協力機構（ＪＩＣＡ）本年度一次隊の青年海外協力隊員として26日、セントルシア（中米）へ出発する。19日、須坂市の三木市長を表敬訪問した。任地は首都カストリーズから1時間半のスフレ市。配属先は教育省が管轄するスフレ特別教育リハビリセンター（国立の養護学校）。障害児や家族、教員を専門的立場で指導する。派遣期間は2008年6月まで2年間。
　小中高時代は水泳に打ち込んだ。中野西高英語科を卒業後、北里大学に進み、医療衛生学部リハビリテーション科理学療法学を専攻した。卒業後北海道の病院に昨年末まで5年勤め、理学療法士として経験を積んだ。
　同業の知人から協力隊の話を聞き「臨床経験が役立つのでは」と応募した。以来、道立療育センターで小児リハを経験。道内の製造会社では車いすなど障害者用器具の構造を習った。駒ケ根訓練所の70日間は語学訓練などで自信を深めた。
　赴任先はカリブ海諸島にある淡路島ほどの広さの国。人口約15万人。配属先は生徒36人が通う。脳性まひやダウン症など障害のある17人を指導する。
　坂田さんは「海外生活を体験したいと思ったが今は日本の代表として赴くことを自覚している。国際貢献になるよう頑張りたい」と話す。
　英仏から独立したため言語は英語（公用語）とフランス語。フランス語は3週間現地研修する。成田―ニューヨーク―トリニダード・トバコを経て同国へ。現地にはＪＩＣＡの事務所がある。