2006-02-25 12:00 am by 須坂新聞
市社協が市受託事業で取り組む「ひとり暮らし老人安心コール事業」の相談員研修会は8日、社協大会議室で開かれた。事業報告に先立ってノンフィクション作家小林照幸さん(長野市)の講演「地域で自分を活(い)かす」を聴いた。
同事業は市民生委員経験者の民協OB会(小川シズエ会長)が週2回、独居高齢者の安否確認や孤独感の解消など電話での交流を続けている。来月3日にはくつろぎ荘で利用者会も計画される。
講師の小林さんは『毒蛇』『朱鷺(トキ)の遺言』など多数の著書があり、日本ペンクラブ環境委員で日本文芸家協会、日本推理作家協会、日本熱帯医学会の各会員。
世代を問わず共通するかきくけこ(感動・興味・工夫・健康・恋)が大事。視覚や聴覚に訴えるインターネットや地上デジタルテレビなど社会的インフラを問うのではなく、五感をバランスよく使い、嗅覚(きゅうかく)を大事にする。自然や歴史に学び、萎(な)えつつある住力(住む力)に目を向けることが地域活性化や自分を生かすことになる―と紹介した。
2006-02-25 12:00 am by 須坂新聞 - 0 コメント
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