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政治倫理向上を／市民ら7人で審査会を設置

2005-09-30 07:00 am by 須坂新聞

政治・経済 icon 　全国では衆院選、須高地域では高山村議選が行われ、住民の政治への関心が高まりを見せているが、須坂市では平成12年10月から須坂市政治倫理条例を施行、市民ら7人による政治倫理審査会（保坂幸一会長）も設置され、政治倫理の確立、向上に努めている。
　条例は市長や市議会議員が自己の地位による影響力を不正に行使して自己の利益を図ることがないように定めており、遵守する政治倫理基準に▽市民全体の奉仕者として品位と名誉を損なうような一切の行為を慎み、その職務に関し不正の疑惑が持たれるおそれのある行為をしないこと▽市民全体の奉仕者として常にその人格と倫理の向上に努め、その地位を利用していかなる金品も授受しないこと―など7項目を掲げ、市長・議員は同基準に反する事実があると疑惑を持たれた時は自ら潔い態度で疑惑の解明に当たり、その責任を明らかにしなければならない―と明記。市長室には同条例の抜粋が掲げられている＝写真。
　一方、同審査会は市長が委嘱した学識経験者や選挙権を有する市民ら7人で構成。政治倫理基準に反する疑いがある時の調査・回答・勧告、政治倫理確立を図るため市長の諮問を受けた事項に対しての答申・勧告・建議をするとしている。
　委員（任期2年）は次の通り。今年5月から2期目（再任3人・新任4人）となり、先ごろ勉強会も開いた＝写真。
　▽会長　保坂幸一▽副会長　篠塚勉▽委員　浅井雅子　永井真介　青木秀子　坂田俊一　師岡京子（敬称略）。