26年から須高と長野の消防が通信指令業務を共同運用へ

2024-04-27 07:00 am by 須坂新聞

お知らせ icon 須坂市消防本部(管轄=須坂市、小布施町、高山村)と長野市消防局(管轄=長野市、信濃町、飯綱町、小川村)は、2026年4月の開始を目指す通信指令業務の共同運用に向け準備を進めている。119番通報の受け付けや出動指令などを一括することで、複雑多様化する消防需要に広域的に対応。消防事務を高度化し、消防力の強化につなげる狙いだ。
 15日開いた通信指令業務を共同運用する「長野市及び須坂市消防指令事務協議会」(長野市消防局内)の初会合で運営体制などを確認した。協議会事務局によると、通信指令業務を担う新組織の名称を「長野須坂消防指令センター」に決定。長野市消防局内に置く。
 協議会は正副会長、委員、事務局の計12人で構成。会長は西澤尚・長野市消防局長、副会長は山岸良浩・須坂市消防長が務める。
 新指令センターは、長野市消防局の通信指令室を改修して設置する。職員体制は長野市18人、須坂市4人の計22人(運用開始までは5人)。センター長は長野市、副センター長は長野、須坂両市から選出する。
 25年12月に長野市消防局が先行して新指令システムの運用を開始。安定稼働を確認後、26年4月から共同運用を始める計画だ。運用開始後、須坂市消防本部の通信指令室は廃止し、新指令センターから指令を受けて出動するようになる。
 国では消防の広域化を推進している。通信指令業務の共同運用は今後の広域化に向け、連携・協力を推進する必要がある事務の一つとなっている。
 県危機管理部消防課によると、通信指令業務については現在、県内13消防本部(局)全てが単独でシステムを構築している。26年4月に須坂市と長野市の共同運用が始まれば、同様に準備を進めている飯田広域と木曽広域と共に県内初という。

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