【須坂市で書き初め教室】講師は高校生

2024-01-13 10:22 am by 須坂新聞

お知らせ icon 須坂市中央地域の17町区の住民で組織する中央地域づくり推進委員会と須坂市中央地域公民館が主催する恒例の「書き初め教室」が4日、市生涯学習センターで開かれ、小中学生26人が参加した。今回から講師を高校生が務め、高校生による書道パフォーマンスも行われた。
 年の初めの伝統行事で冬休みの宿題にもなっている書き初めの場を提供しようと、14回目の開催。今まで講師は地域の書家が務めていたが、高校生と住民の連携・交流を図ろうと、市内3高校(須坂・須坂東・須坂創成)に依頼、当日は書道部員ら15人が参加した。
 高校生は子どもたちの傍らにつき、「筆を立てて書いて」「力強いところは力強く、優しいところは優しく書いて」などとアドバイス。子どもたちがそのように書くと「そうそう。上手になったね」と言葉を掛け、子どもたちもうれしそうにうなづいていた。
 書き終えた後、コンビを組んだ高校生と子どもが会場の人たちに作品を披露。高校生は「アドバイスをちゃんと聞いて、その通りにやってくれた。とてもいい字が書けました」「小学生を教えるのは初めてだったけど、コミュニケーションもとれて楽しい時間を過ごすことができました」「一画一画を丁寧に書くようにアドバイスしました。最初に比べてすごく上手になって、私もうれしいです」などと感想を話した。
 引き続き、創成高書道部の7人が書道パフォーマンスを披露。美術部の協力で竜・日の出・富士山が描かれた縦5m・幅1mの紙に「謹賀新年」の字をバトンタッチしながらしたため、子どもたちにはウロコを好きなところに貼ってもらい、最後に竜の目を入れて完成。見守った人たちから大きな拍手が送られた。
 部長の坂本優衣さん(2年)は「緊張したけど、今までたくさん練習してきた成果が出て、自分たちらしいパフォーマンスができてよかった。会場の皆さんと一体になり、とても楽しかった」と喜んでいた。
 中央地域づくり推進委員会の関谷哲夫委員長(太子町)と中央地域公民館長の小林昌幸さんは「大勢の高校生が参加して、子どもたちも一生懸命に書いてくれました。皆さんのご協力のおかげで盛大にまた楽しく開催することができました。これからもお正月の伝統行事を大切に守り続けていきたい」と感謝していた。

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