須坂市動物園の代表動物選挙〜新年度の「顔」はカンガルーの「リュウ」

2020-03-28 07:00 am by 須坂新聞

お知らせ icon 11種類の動物が争った須坂市動物園の代表動物選挙は22日開票され、アカカンガルー「リュウ」が300票を獲得して当選した。290票を得た2位のフンボルトペンギン「チーズ」、270票を得た3位のロバ「アイボン」との激戦を制した。リュウは2020年度の入園券や年間パスポート券の表紙を飾るなど、同園の10代目の「顔」として活躍する。
 カンガルーが代表動物になるのは、19年度の代表「イッチ」に続き2年連続2回目。24日の当選証書授与式で、リュウを推薦した飼育員の松本妃華さんは「2年連続でカンガルーが当選するとは思っていなかったので驚いている。リュウ君にも(名誉園長の)ハッチのような活躍を期待している」と語った。
 リュウは1歳のオス。おっとりした性格の癒やし系のイッチとは対照的に、やんちゃで活動的という。「(獣舎の)掃除中にほうきにつかまってきたりするので困るけど、手がかかるかわいさがある」(松本さん)。選挙戦では、そんな“やんちゃかわいい”特徴をアピールした。
 松本さんは「改めてカンガルーの人気ぶりを知ってもらえたと思う。(代表動物として)活動的なリュウ君がいろんなアクションを起こして皆さんを楽しませてくれたら」と期待している。
 代表動物選挙は10回目。有権者数(13〜22日の入園者数と13〜19日正午のインターネット投票者数)4,188人のうち、2,092人が投票した。有効投票数2,057票、無効35票。投票率は過去最高の49.95%で、これまでの最高(15年度)を2.67ポイント、前回を5.99ポイント上回った。
 選挙を担当した飼育員の笹井恵さんは、動物のPRに役立っているという選挙が、新型コロナウイルスの感染予防を図る中で「何とか開催できて良かった」と安堵(あんど)の表情。結果については「(来園者の)カンガルーに対する期待を感じる」と受け止めた。現在4匹のカンガルーを飼育。「群れによる本来の姿が伝えられる環境になってきた」と言う。

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