【高校再編】住民から意見公募へ〜将来像を考える協議会

2020-03-23 10:36 am by 須坂新聞

学校・教育 icon 県立高校の第2期再編に向け、旧第2通学区(須坂市・小布施町・高山村・中野市・山ノ内町)の将来を見据えた高校の在り方について考える「高校の将来像を考える協議会」は4月20日までの約1カ月間、パブリックコメントを実施する。県教委に提出する提案書の構成案を公開し、住民から意見を募る。
 16日に市中央公民館で開かれた4回目の全体会議では、これまでの会議などで出た意見を踏まえてまとめた提案書の内容を、出席した委員が確認しながら、加筆すべき文言や修正箇所などについて意見を交わした。
 提案書では、旧第2通学区の「第1期再編統合の状況」「中学校卒業者の推計」などを説明した上で、「子どものたちの夢をかなえる学びの在り方について」触れ、「当地域には普通、総合学科、総合技術、定時制と、多様化する生徒の学習ニーズに応え、さまざまな体験活動ができる高校がそろっている」として各校の特色や必要性などを記しながら、「今後もこのような学習環境を維持することを強く要望する」と強調。「地域との連携」や「教員の確保と研修の充実」「教育予算の充実」などの重要性も盛り込んだ。
 出席した委員からは「これまで議論したことが、よくまとめられている」といった声が多く挙がった一方で、思いがより伝わりやすい文章にするための言い回しの指摘や、今回の新型コロナウイルスのような影響を懸念し、「休校でも自宅で授業ができるIT教育システムの充実など、どんな状況でも単位を認定できるような仕組みづくりも大切では」などの意見も出た。
 今後は、会議での意見などを踏まえて提案書の内容を修正し、まとまり次第、関係市町村の教育委員会や須坂市・中野市の両ホームページで閲覧できるようにする。現役の高校生などからも意見を聞く方針で、寄せられた意見を協議会で検討するなどし、県教委に提出する提案書をまとめる。

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