2017-11-25 07:00 am by 須坂新聞
須坂景観づくりの会は19日、須坂小を会場に、たこを作って揚げるイベントを開いた。小学生や園児、保護者ら約100人が参加して、六角凧(だこ)に絵を描き、大空に揚げて楽しんだ。
子どもたちがたこ揚げをする機会が減っていることから、体験してもらおうと企画した。日本の凧(たこ)の会会員の小笠原昭衛(しょうえい)さん(新潟県)と長谷川浩一郎さん(長野市)を講師に行った。
参加者は15班に分かれて、あらかじめ同会員が竹骨と紙で製作し、景観づくりの会が動物の下絵を描いた六角凧(縦110cm、横90cm)に、絵の具で色を塗った。乾いてから、竹骨の両端を糸で結んでたこを反らせて完成させた。
子どもたちは講師の2人や保護者に教えてもらいながら、グラウンドでたこ揚げに挑戦した。程よい風が吹いていたが、最初はなかなかうまく揚げられずにいた。徐々にコツをつかみ、うまく風に乗せて揚がると「高く揚がった」などと歓声を上げていた。
須坂小4年の阿部優大(ゆうた)君は「難しかったけど、揚がって良かった。たこ揚げはお父さんと1回やったことがあるぐらい。みんなで一緒に作って面白かった」と話していた。
小笠原さんは「面白さが伝わり、遊びながら伝統を受け継いでもらえれば」と話していた。小笠原さんは、24畳のたこを戦わせる新潟県指定無形民俗文化財「白根大凧合戦」の元協会理事で、約60年間たこ作りをしている。各地の大会に参加したり、子どもたちにたこ作りを教えるなどもしている。
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