2016-06-18 07:00 am by 須坂新聞
22日公示、7月10日投開票の参議院議員選挙から、選挙権年齢が「18歳以上」に引き下げられる。須高3市町村の選挙管理委員会は、今回の参院選から新たに有権者となる18〜20歳に対して、郵便はがきを送ったり、説明会を開いて投票を呼びかける。20代の投票率は低い傾向にあることから、関心や理解を深めてもらい、投票率向上につなげたい考えだ。
須坂市選挙管理委員会は、新たに有権者となる18〜20歳の市民約1,100人に、このほど、投票を呼びかけるはがきを郵送した。投票日や選挙権年齢の引き下げを知らせると共に、漫画で投票の意義などを解説している。
漫画は、高校生を主人公に、20代の投票率が低く、意見が政治に反映されないことが、政治への無関心を招くなど、悪循環に陥っていることを説明。将来を担う若者に、投票で思いを伝えることを訴えている。
国際アート&デザイン専門学校の協力、福島県選挙管理委員会の監修で制作された漫画を用いた。より詳しく選挙や投票について知ってもらうため、市や法務省のホームページにつながるホームページアドレス、QRコードも添えた。
市選管では「はがきをきっかけに、若者だけでなく、家族で選挙に関心を持ってもらえれば」と話している。
須坂市の20代の投票率は2013年参院選が30.47%(県区)、ことし1月の市長選は21.05%だった。
小布施町選挙管理委員会は今月中、新たに選挙権を持った18歳と19歳の計223人に向けてかもめーるの郵便はがきを送り、投票を呼び掛ける。「次世代を担う皆さんが自分たちの権利や問題について考えてください」「日本の未来のためにも投票して」と呼び掛ける予定。
高山村選挙管理委員会はあす19日午前10時〜11時半、村保健福祉総合センターで「18歳選挙権に関する説明会」を開く。
本年度末までに18〜20歳に到達する人と、その保護者が対象。説明会では、長野地方事務所地域政策課企画振興係の三木陽平さんが「18歳選挙権・選挙制度について」と題して講演する。村選管は投票の仕方、期日前投票・不在者投票について説明する。
村選管によると、国政選挙では2014年12月の衆院選の20代投票率は20〜24歳が31.8%、25〜29歳が37.5%だった。
今回、村内の説明会対象者(18〜20歳)は223人。村選管では「村内に限らず希望があれば近隣からも参加してほしい」と話している。
なお、須高地区に住民登録したままほかの自治体に住んでいる人でも、不在者投票制度により、現在住んでいる市区町村の選挙管理委員会で投票できる。詳しくは各選管で。
今回の参院選県区(改選定数1)は、自民党現職の若林健太氏(52)、民進党新人の元ニュースキャスター杉尾秀哉氏(58)、幸福実現党新人の党外務局長及川幸久氏(55)が出馬を予定する。
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