2016-05-21 07:00 am by 須坂新聞
須坂市馬場町の飲食店「三ッ扇」と須坂市はこのほど、県や市の健康長寿の取り組みの一環として、健康に配慮したメニュー「すこやか御膳」を考案し、三ッ扇で提供を始めた。ご当地グルメのみそすき丼やそばサラダなどのセットで、地元食材や野菜を多く使い、塩分控えめでバランスに配慮した食事となっている。県や市では市内のほかの飲食店にも呼びかけて、取り組みを広げたい考え。
みそすき丼は通常の半分程度の分量で、須坂のみそや伝統野菜の村山早生ごぼうを使っている。そばサラダは70gの野菜が取れる。ほかに旬野菜のせいろ蒸し、信州サーモンのカルパッチョ風、豆乳豆腐の合わせて5品。
三ッ扇の料理人と市の管理栄養士などが協力して考案した。県の示した基準を基に、計700キロカロリー、野菜・きのこ242g、塩分は外食の定食の平均的な分量7.7gの半分以下の3.6gにするなどした。
みそすき丼以外の味付けは、酸味や辛味などで工夫して塩分を抑えた。同御膳には、市内の業者が商品化したスプレー式しょう油も添えて、減塩の啓発につなげる。
料理長の滝沢昌弘さん(59、仁礼町)は「野菜、肉、魚などバランス良く食べられる。塩分控えめだが、素材の味が味わえて、おいしく食べられるようにした。健康的な食生活に関心を持つきっかけになれば」と話している。値段は1,500円。しばらくは予約制で提供。三ッ扇☎026-245-5700。
なお、三ッ扇は健康に配慮したメニューの提供や地元食材利用などの条件を満たして県の「信州食育発信3つの星レストラン」に認定された。市では健康に配慮したメニューをホームページなどで発信している。
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