須坂小児童〜祇園祭は私たちが受け継ぐ

2015-09-05 07:00 am by 須坂新聞

学校・教育 icon 須坂小学校は、年間を通して行う3〜6年生の縦割り総合学習「くぬぎの時間」が伝統になっている。4回目となる先月27日は、郷土料理や自然、福祉など5つの講座に分かれ、それぞれの課題に沿って活動した。
 「かぐら・かさぼこに挑戦」を受講する児童13人は、市の有形文化財指定の笠鉾11基と祭屋台4台を保存展示する笠鉾会館を訪れた。同校の活動を支援する「蔵の町すざか昔を語る会」の広間軌子(みちこ)さんによる紙芝居『須坂の祇園祭 笠鉾』の口演を通して、京都で始まった祇園祭が250年ほど前に須坂に伝わり、疫神を追い出す習わしとして受け継がれていることを学んだ。
 6年生の竹前玲音さん、渋沢朱里さん、宮本裕望さん、丸山美羽さんは「すごく昔からあるお祭りなんだね。私たちが受け継いでいかなきゃ」と深くうなずいていた。
 またこの日は、まゆ玉を使ったまゆストラップ作りも体験した。
 「くぬぎの時間」は、地域との関わりを柱とする学社融合の学習活動。年間70時間ある総合的な学習の時間のうち18時間をあて、10回に分けて行う。講座は他に「地域の方と昔の遊びに挑戦」「地域の方と郷土の調理に挑戦」「鎌田山や自然を楽しもう」「福祉体験をしよう」がある。「かぐら・かさぼこに挑戦」では、常盤町神楽保存会の指導で神楽の練習をし、祇園祭で実際に披露した。
 10月16日に予定している「くぬぎ祭」では学社融合の学びの成果を発表する。

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