2013-06-22 07:00 am by 須坂新聞
須坂東高3年の選択英語授業「オーラルコミュニケーション?」を受講する生徒49人は市内の飲食店などを英語で説明した「英語観光案内ガイドブック」を作成した。須坂を訪れる外国人旅行客に活用してもらおうと、12日、市内本上町で簡易宿泊所「ゲストハウス蔵」を経営する山上万里奈さんとスリランカ出身の夫サミーラ・ルクマルさんを授業に招き、手渡した。
山上さんが蔵を開業する前に修行した東京の「ゲストハウス品川宿」が地域の学生と行っていた取り組みが基になった。学生が自分の好きな日本料理を英語で紹介した地図が外国人旅行客に喜ばれていたといい、同授業を担当する知人の西條千景教諭にアイデアを提案、西條教諭も共感し、双方にメリットがあると考え授業の一環として行うことになった。
ガイドブックには市内の飲食店を中心に温泉施設や北信地区の観光名所など、生徒たちが独自に選んだ18カ所の案内を掲載した。グループごとに分担し、1カ所につきA4用紙1枚の表裏に、ゲストハウスからの距離や所要時間、値段、お薦めポイント、店舗周辺の情報などをまとめ、ファイルにとじた。写真や地図を入れるなど工夫した。
折り紙をあしらい、日本らしさを出した表紙も手掛けた樋口りなさん(屋部町)と前田菜生子さん(南原町)は「見やすく、しっかり意味が伝わるように心掛けた。須坂を訪れるたくさんの人に見てもらい、もう一回来たいと思ってもらえたらいい」と話していた。
山上さんは「須坂では個々のお店について英語で説明した案内は皆無に等しいので、細かい情報はうれしい。ゲストが情報交換をするラウンジに常時置かせてもらい、外国人旅行客に見てもらいたい」と感謝していた。
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